お金 資産形成

【資産形成について学ぼう】株式ってなに?②

皆さん、こんにちは!

マネポ編集部の林 舞(@hayashi_fp)です☆

 

今回も、前回に引き続き「株式」についてお話ししていきます。

 

 

 

前回は、株式の基本的な仕組みや債券との違いをお話ししました。

株式はリスク資産、債券は安全資産と言われていますが、それぞれにメリットがありリスクの大きさが異なります。

今回は、株式投資におけるリスクや役立つ指標について見ていきましょう^^

 

 

3.株式投資におけるリスクとは

前回お話ししたように株式投資には多くのメリットがある反面リスクもあります。

 

資産運用をする際は、目的に合わせてどんなリターンを求めるのか、自分がどんなリスクを取って運用できるのかによって選ぶ商品が変わってきます。

どんな金融商品であっても、リスクがないものはないということを覚えておきましょう^^

 

価格変動リスク
株式には元本保証がなく、常に価格が変動します。

購入時の株価より大きく値上がりする可能性がある反面、大きく値下がりする場合もあります。

 

企業倒産リスク
投資先の企業が倒産し、株式の価値がゼロになるリスクです。

 

流動性リスク
売却したいときに売却できないリスクです。

株式は自分が売りたいと思っても、買いたいという人がいなければ売ることができません。

 

4.株式投資で役立つ指標はこれ!!

株式投資には大きく分けてテクニカル分析とファンダメンタル分析の二つの手法がありますが、今回はファンダメンタル分析における三つの指標を紹介します。

今後株式投資をされる方は、是非参考にしてみて下さい^^

 

①PER(株価収益率)
PERとは、株価が利益に対して割安か割高かを判断するための指標です。

以下のように計算され、数字が高ければ高いほど「割高」となり、一般的には15倍が適正と言われています。

 

PER = 株価 ÷ EPS(1株あたりの利益)

例えば、株価が1,500円でEPS(1株当たりの利益)が100円の場合、PERは15倍となります。

 

 

②PBR(株価純資産倍率)
PBRとは、株価が純資産に対して割安か割高かを判断するための指標です。

以下のように計算され、数字が低ければ低いほど「割安」となり、一般的には1倍が目安と言われています。

 

PBR = 株価 ÷ BPS(1株あたりの純資産)

例えば、株価が1,500円で、BPS(一株あたりの純資産)が1,200円の場合、PBRは1.25倍となります。

 

ただしあまりにもPERやPBRの数値が低い場合は他のマイナス要因や倒産リスクなども考えられるため、あくまでも指標の一つとして総合的に判断するようにしましょう。

 

③ROE(自己資本利益率)
ROEとは、株主が投資した資本をもとにどれだけ利益を上げたのか判断するための指標です。

以下のように計算され、数字が高ければ高いほど経営効率が良く、一般的には10%を超えると優良企業と言われています。

 

ROE = 当期純利益 ÷ 純資産 × 100

例えば、純利益が15億円で、純資産が100億円の場合、ROEは15%となります。

 

 

今回は、2回に分けて株式についてお話ししました。大まかにですがイメージできましたでしょうか?

今後も資産形成について学ぼうシリーズでは、様々な金融商品について解説していきます。

一緒にお金の知識を増やして、賢く資産形成をしていきましょうね!^^

 

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林 舞(はやし まい)

宮崎県出身、1986年生まれ、一児の母。

金融知識0から、独学でFP1級習得のコツコツ派FP。
様々なライフプランを経る中で自身のマネーリテラシーの低さに気付き、これからの時代を生き抜く力を身に付けたいとファイナンシャルプランナーの資格を取得。

現在は独立系FPとして、個別相談をはじめマネーセミナー、執筆業務など多方面で活動中。得意分野は、資産運用と保険のコンサルティング。

海外旅行と子供のサッカー観戦が趣味☆

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