皆さん、こんにちは!
マネポ編集部の小畠 玲奈(@reina.kobatake)です☆
「資産形成を始めよう!」
最近では色んなところで目にするようになった言葉かなと思いますが、皆さんはどうでしょう。
NISA、iDeCo、変額保険、、、何か始めてみたいけれど、どれがいいのかわからない、自分で調べてみても結局よく分からない、こんなお声は多いものです。
もちろん、各種制度にはメリット・デメリットありますので、自分の目的の達成にはどれが合っているか、という観点で考えることが大切です。
ここでは、一見デメリットと言われる「流動性が低い(現金化が難しい)」という点について考えてみたいと思います。
・iDeCoは途中でおろせないからやらない方がいい
・変額保険は解約控除がかかるから10年は続けないと損する
少し知識のある方は、こういった文章を目にしたことがあるかもしれません。
もちろん事実としてはその通りです。
iDeCoは60歳になるまで原則おろせませんし、変額保険は10年間解約控除がかかります。
ただ、この「強制力」があるからこそ、「積み立てを継続できる」という点に着目してみましょう。
当たり前ですが、人間損することはしたくありません。
一定期間引き出せないのは、流動性が低いのでやらない方がいい。
そんなこと言われたら、確かにそうかも…。と感じてしまうかもしれません。
ただ、一定期間引き出せない、あるいは引き出したら損する、手間がかかるというのは資産形成においては一方で良い面でもあります。
会社の財形貯蓄なんかは良い例ですね。
勝手に給与天引きされ、簡単には引き出せませんので、気付いたら貯まっていた。
こんな経験ある方は多いかと思います。
つまり、この「強制力」というのを上手に利用できるかはとても重要なのです。
よくご相談を受ける中でみられる例が以下です。
「iDeCoは途中でおろせないというデメリットがあると聞いたのでやっていません」と言いながら、若い頃からずっと個人年金保険を続けている方。
聞けば、「途中でやめられると思っていませんでした」とか「やめるなんて考えてもいませんでした」とか。
↑少し観点がそれるかもしれませんが、やめられると思っていない・おろそうと思ってないという思い込みは、コツコツお金が貯まりそうですね!(※個人年金保険が悪いという話ではありません)
↑いつでも引き出せるというメリットの一方で、「つい目的外のことに途中で引き出してしまう」、という方は意外に多いものです(※NISAが悪いという話ではありません)
もちろん資産に余裕がない方には、優先度は低いです。
その場合はまずは、流動性の高いNISAの方が良いかもしれません。
「途中で引き出せない・簡単にやめられない機能」は、理論的には「自分で引き出さなければいいだけ」と考えられがちですが、現実問題としてはできない方が多いのもまた事実。
デメリットと言われがちですが、「簡単に現金化できると使ってしまうので、ロックされている方がありがたい」というような方にはメリットとなるでしょう。
何度も言いますが、その人のニーズや資産状況によって適した制度・商品は異なりますので、何が良いかは一概には言えません。
ただし、iDeCoが60歳までおろせないというのは、老後のお金を着実につみたてられる仕組みですし、変額保険に解約控除があるのも、救済機能をつけながら一定期間積み立てをしっかり継続できる仕組みです。
「強制力」を活用することは、きっと皆さんの目的達成の手助けになるでしょう。
上手に家計に取り込んで、長期的な資産形成をしていきましょう!
\ マネポInstagramはこちらから♡ /
コメント