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【ライフプラン】人生の三大支出を知っておこう ~ ③ 老後資金編 ~

皆さん、こんにちは!

マネポ編集部の林 舞(@hayashi_fp)です☆

 

今回も、ライフプランにおける人生の三大支出についてお話ししていきたいと思います。

皆さんはご自分の将来について、ライフプランは立てたことはありますか?

 

私たちの人生には、結婚、出産、進学、就職、住宅購入、退職、介護、相続など様々なライフイベントが存在します。タイミングや必要な金額は人それぞれですが、今回はライフイベントの中でも特に費用が掛かる「人生の三大支出」について確認していきましょう。

 

まず、人生の三大支出とは以下の3つです。

① 教育資金

② 住宅資金

③ 老後資金

 

今回は、③ 老後資金についてお話をしていきます。

老後資金とは、その名の通り老後の生活費、住宅費、医療費など、一般的には定年してから亡くなるまでの間に必要なお金のことです。

 

少し具体的に、老後資金について考えてみましょう。まずは老後に必要な生活費を見てみます。

● 単身者が生活していくのに必要な最低生活費 → 月 17万円

● 夫婦二人が生活していくのに必要な最低生活費 → 月 22.1万円

● 夫婦二人でゆとりある生活を送る場合 → 月 36.1万円(最低生活費 22.1万円 + ゆとりのための上乗せ 14万円)

※「総務省:家計調査年報 平成30年」、「(公財)生命保険文化センター:令和元年度 生活保障に関する調査」より

 

必要な老後の生活費については、同居する家族の人数や持ち家かなどによっても大きく金額が変わってきます。実際に、老後の生活費がイメージできたら、定年から平均寿命までの年数を掛けて自分に必要な老後資金を計算してみましょう。

 

例えば…

例ケース①:65歳定年、単身男性が月々20万円で生活する場合

20万円 × 12ヵ月 × 16年間(65歳 ~ 男性の平均寿命 81歳) = 3,840万円

 

例ケース②:同年齢の夫婦二人、月々25万円で生活する場合

【夫婦2人のとき】25万円 × 12ヵ月 × 16年間(65歳 ~ ご主人の平均寿命 81歳) = 4,800万円

【奥さん1人のとき】17万円 × 12ヵ月 × 6年間(81歳 ~ 奥さんの平均寿命 87歳) = 1,224万円

4,800万円 + 1,224万円 = 6,024万円

 

上記はあくまでも一例ですが、このような形で老後資金の必要額がざっくり計算できるかと思います。

実際にご自身の年齢や退職の時期、必要な生活費等を当てはめて計算してみて下さい。

 

また上記金額のうち、退職金や公的年金でもらえる額を差し引いた金額が、自分で準備するべき老後資金になります。

計算はあくまでもざっくりとした金額なので、実際にはもう少し余裕を持った目標額を設定して準備しておくことをおすすめします。

 

老後資金についても、大まかな金額がイメージできたでしょうか?

教育資金や住宅資金は人によって必要ない場合や家庭によっても様々ですが、老後資金がいりませんという人はいません。

これからは人生100年時代とも言われており、定年後のセカンドライフもとても長いものになっています。

老後資金については特に金額が大きいため、早いうちから計画的に資金準備をしておく必要があるでしょう。

 

今回は3回に分けて、人生の三大支出(教育・住宅・老後資金)についてお話ししました。

将来のことを明確に予測するのは難しいですが、ライフプランを作成することで大まかに全体像を把握して目標に向かって早めに資産形成を始めていきましょう。

 

 

林 舞(はやし まい)

宮崎県出身、1986年生まれ、一児の母。

金融知識0から、独学でFP1級習得のコツコツ派FP。
様々なライフプランを経る中で自身のマネーリテラシーの低さに気付き、これからの時代を生き抜く力を身に付けたいとファイナンシャルプランナーの資格を取得。

現在は独立系FPとして、個別相談をはじめマネーセミナー、執筆業務など多方面で活動中。得意分野は、資産運用と保険のコンサルティング。

海外旅行と子供のサッカー観戦が趣味☆

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