はじめまして。マネポ女子の三毛猫です。
今回お声を掛けて頂き、はじめてこちらで執筆させていただきます。
ふたりの女の子を育てる、猫と爬虫類が好きな30代ママです。
突然ですが、みなさんは「不妊治療」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
時間もお金もかかる、身体的負担が大きい、治療をしても確実に授かれる保証がない…
ほかにも、治療しなければ子供を持てないなんて可哀想、医療の力を借りてまで子供を作るなんて自然じゃない。
様々な考えがあると思います。
そういう私は、ふたりの娘を授かるのに不妊治療を経験した側の人間です。
長女は結婚前から数えて2年半、次女も丸3年、時間とお金、体力、精神力を使いました。
最近は、不妊治療を公にする芸能人もいますし、世の中の認知度も以前よりは広まってきたり、クラスに数人は体外受精で生まれた子がいるなんてことも言われたりしますが、それでも、不妊治療をしているのは少数派です。
なかなか身近に、治療のことを相談できる相手もいなかったので、孤独な戦いでもありました。
長期間の不妊治療をする中で、時々ふと頭をよぎることがありました。
それは、不妊治療にかけるお金と時間は無駄なんじゃないか、ということです。
大多数の人が、夫婦生活さえあれば意識せずとも授かれるはずの子供。
言ってしまえば子作りは無料!!
本来無料であるはずのものに、毎日、毎週のように通院して、投薬、注射、高いお金と貴重な時間を使いたいと思うひとはいないですよね。
しかも、妊娠できなければまたゼロからの再スタート。
掛かったお金も、資産運用のように積み立てできるわけではなくて消えていくばかり…
思い出すとほんとうに虚しい…
車が買えるほど、とまではいかなくても、夫婦で海外旅行に行けるくらいの金額は使ってきたので、あのお金があればあれができたなー、これが買えたなー、という思いは尽きません。
ただ、私は不妊治療をしたこと自体は後悔も後ろめたさもありません。
苦しい時期もありましたが、その経験があるからこそ、愛おしいと思えるふたりの娘に会えました。
掛かったお金に関しては、この子たちに会うための必要経費だった、費やした時間も、親子になる為の大事な 準備期間だった、そう思うようにしています。
不妊治療に掛けたお金と時間、考え方によっては無駄遣いであることも、視点を変えれば人生の貴重な経験であり、そこまでしてでも君たちに会いたかったんだよという、子供たちへの愛情でもあると思います。
みなさんの周りにも、お金に変えられない貴重な時間と経験、ありませんか?
コメント