コラム マネポ女子コラム

悪い予感は当たるもの…乳癌宣告。そのとき私は何を思ったか。

どーも。

マネポ女子、鈴木みつ(@omitsudon0210)こと、おみつどんです。

 

一気に夏の到来か?なんて感じていたのも束の間、忘れていた梅雨の気配がすぐそこに。

梅雨ってなぜか忘れがちな存在じゃないですか?(私だけ?)

春が来て、ゴールデンウィークあたりで一気に汗ばむ陽気になって、迫り来る夏の開放感に若干浮かれていた矢先に「よっ!おぼえてる?オレオレ〜」なんつってひょっこりやってくるのが梅雨だよねー。

 

昔、お気に入りの漫画を借りパクされたままで疎遠になったイイ思い出が殆どない友人に、バッタリ街で再会したけど向こうはそんな事キレイサッパリ忘れていて上機嫌。

え?漫画返せよ。

みたいな気分の上げようがないそんな存在。

前置き長いね、すいません。

 

さて、本日はそんな梅雨のようなジメッとしたお話です…

私ね、癌なんです。

「乳癌」

 

ビックリ。

ウソでしょ?

って感じです。

 

2021年9月に、左乳房の摘出と転移のあった左の腋窩リンパ節を切除する手術を行い、見える範囲の癌は全て取りました。

その後、カラダのどこかに潜んで残っているかもしれない微少転移(画像検査でみつからないような小さな転移)を根絶やしにするために、抗がん剤治療を5ヶ月。

さらに「念には念を」で、放射線治療を1ヶ月半かけて25回行いました。

そして今は、飲み薬でホルモン療法をしているところです。

 

大丈夫、元気ですよ!

このコラムを読み進めるにあたって、もしかして私の体調が気がかりで内容が頭に入ってこないかな?と思い先に知らせてみました。

ご心配をありがとう。ペコリ。

 

「癌」って、健康な人は日常あまり使うことのないパワーワードですよね。

ピンクリボン運動という「早期発見・早期診断・早期治療」の大切さを世界の女性たちに伝える運動のおかげで、今でこそだいぶ身近なワードになってきましたけどね。

 

さて、そのパワーワードを聞くことになったキッカケは、年に一度必ず受けている人間ドックのマンモグラフィーの項目が「要精密検査」の結果で送られてきたことでした。

この時点ですでになーんか悪い予感。

 

検査結果を手に、ふと触れた乳房

「え…」

指先に感じた500円玉大のシコリ。

 

「いやいやいや。まさかまさかまさか。」

 

信じられない、そして信じたくない気持ちを抱え、一回目の精密検査へ。

難しい顔つきをしながら、長い時間胸部をエコーで確認する医師。

 

「この重苦しい雰囲気はどうやっても前向きに捉えようがない…」

 

二回目の精密検査。

2021年7月1日、乳腺専門医による入念なエコー&触診後にサラッとした宣告。

「うん、鈴木さん、コレは癌だね」

「…ガーーーンですね」

 

おみつどん、なんとか喉の奥から捨て身の一太刀を繰り出す。

気分は炭治郎。

 

だがしかし主治医、私の言葉をガン無視。ガンだけに?

私の渾身のオバギャグを見事なまでにスルー。

声が小さかったかな?いやけっこう声張った。もう一回言ってみるか?いやもういいか…。

 

何もなかったテイで仕切り直して、

「かなり悪いんですかね?」

「うーん、詳しいことは現段階ではなんとも…でも鈴木さんまだ若いからねぇ、お子さんも小さいし…今後必要な検査諸々、急いで段取りを組もうね!」

「癌…乳癌…あ。医療保険入ってる…」

 

渾身のギャグがスベり倒した乳癌宣告直後、ぼんやりと心に浮かんできたのは15年以上も前に入った医療保険のことでした。

 

🎶よ〜く考えよ〜お金は大事だよ〜

(※某保険会社の昔のテレビCM。アラフォーならばこのフレーズ、メロディ付きで歌えるんじゃないでしょうか笑)

当時、まだ独身のおみつどんが保険を見直したタイミングで「将来の自分の健康に自信が持てる生活してないなぁ」と、流行りのテレビCMさながらよーく考えた末に、念の為に入った保険がまさか役に立つ日が来るなんて…。

 

良いのか悪いのか全然わからないけど、この際前向きに良かったと思うことにしよう!人生ってほーんと、何があるか分からない!

宣告直後の素直な想いは、まさにこんな感じでした。

 

家に帰るとすぐに、てんこ盛りに特約を付けた2つの保険証券を確認。

「とりあえず治療費の心配はしなくて良さそうだな」

ホッと胸を撫で下ろし、「はぁ…落ち込んでも仕方なし、いざ参らん!」

未知なる人生の新たなステージへと進む覚悟を決めました。

 

自分の健康が不意打ちで害されたときに心配になることって、きっと大体みんな同じようなことですよね。

・仕事のこと

・家族のこと

・お金のこと

 

パートナーや子供の有無によって心配ごとは少し変わってくるだろうけれど、それぞれの環境がどうあろうとみんなに平等に降りかかるのが、その後の生活費や治療費、つまり「お金のこと」

 

その大きな心配事をまず1番に解消出来たことは、精神的な安定に繋がったし、後に続く治療に専念できる環境を整えられたなと感じています。

【備えあれば〜】ってことわざを、このときほど実感したことは無かったです。

 

どーですか?

これを読んでるそこの貴方!

自分はずーっと健康で生きていくつもりでいませんか?

病気なんて、癌なんて、万が一の事だと思っていませんか?

そんなに低確率じゃないかもしれませんよ。

 

脅したり何かを勧めたり、そんなことがしたいわけじゃないんです。

このコラムを読み終わった後少しだけ、自分の身体に、健康状態や生活習慣に、有事のときの備えやその他諸々、一旦じっくり今の自分の環境の棚卸しをしてみて、これから歩いていく人生の設計図の見直ししてみてはいかがでしょうか。

というマジメなお話でした。

 

最後に一つだけ。

定期的な人間ドックや乳がん検診、面倒がらずやっておいた方がいいですよ、これは割とマジで!

instagram(@omitsudon0210)では乳がんにまつわるアレコレ綴ってます。よろしければのぞいてみてね。

 

\ マネポInstagramはこちらから♡ /

コメント

タイトルとURLをコピーしました